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認知症患者の訪問診療|台東区で受けられる在宅医療の内容

[2026.02.06]

認知症で通院が難しくなる理由

認知症では、物忘れだけでなく、時間や場所の見当がつきにくくなる、外出に不安が強くなる、体力低下や転倒リスクが高まるなど、通院そのものが負担になることがあります。待ち時間や移動の刺激で落ち着かなくなったり、受診を嫌がったりして、通院の継続が難しくなるケースも見られます。

ご家族にとっても、付き添い・移動・受診準備の負担が積み重なり、「受診したいけれど続けにくい」という悩みにつながりやすいです。負担が大きくなる前の段階で、受診方法について早めに相談しておくと安心です。

訪問診療とは?自宅で受けられる医療の全体像

訪問診療は、通院が難しい方に対して、医師がご自宅や施設などへ定期的に訪問し、診察・処方・療養上の相談などを行う医療の形です。診療報酬の枠組みでも、在宅医療は「定期的に訪問して診療を行う」こと等が位置づけられています。

訪問診療で行うことは医療機関や状態によって異なりますが、一般的には次のような範囲です。

  • 体調や持病の確認(血圧、食事量、睡眠、排泄、水分摂取、むくみ、体重変化など)

  • お薬の見直し・調整の相談(飲み忘れ、重複、飲みにくさなども含む)

  • 生活環境や介護状況を踏まえた助言(ご家族の負担も含めて整理)

  • 必要に応じて、在宅で可能な範囲で検査を検討し、精密検査が必要な場合は受診の調整を行うことがあります

外来受診(病院・クリニック)には、院内の検査機器や設備を活用できる、専門科と連携しやすいなどの特徴があります。詳しい検査や治療方針の検討が必要なときは、外来受診が適している場合もあります。

訪問診療は、日々の生活の場で体調を継続的に確認しながら、ご本人とご家族の負担を減らし、必要な医療につなげていくための選択肢です。どちらが良いかは状態や目的で変わるため、迷う場合は医療機関へ相談すると安心です。

認知症の訪問診療で受けられる主な医療内容

内科的管理・全身状態のチェック

認知症の方は、血圧・糖尿病・心臓や腎臓の病気など、持病を併せ持つことも少なくありません。訪問診療では、診察に加えて、食事・睡眠・排泄・水分摂取、転倒の有無など、日々の変化を確認しながら全身状態を総合的に評価します。ご本人が体調を言葉で説明しにくい場合でも、生活状況の情報から体調変化に気づけることがあります。

認知症症状への医学的対応

認知症では、物忘れ以外にも、不安、焦り、興奮、睡眠の乱れ、食欲低下など、生活に影響する症状が出ることがあります。訪問診療では、ご本人の様子や生活背景、日内変動(時間帯による変化)も踏まえ、経過を見ながら対応を検討します。

薬は、症状や生活上の困りごとの軽減を目的に検討されることがありますが、効果には個人差があります。眠気やふらつき、食欲低下などの副作用が生活に影響する場合もあるため、一般的には状態を見ながら慎重に調整していきます(具体的な治療は医師が個別に判断します)。

ご家族・介護者へのサポート

訪問診療は、ご家族が困りごとを相談し、優先順位を整理する場にもなります。例えば、「夜間に落ち着かない」「服薬が難しい」「食事量が減った」「転倒が心配」といった悩みを共有し、生活上の工夫や見守りのポイントを一緒に考えます。

また、認知症に関する相談先として、厚生労働省でも地域包括支援センター等が紹介されています。

訪問診療を利用できる対象となる方

一般的には、認知症の診断の有無に限らず、「通院が難しい」状況が利用検討の一つの目安になります。たとえば、外出が不安で受診を嫌がる、付き添いの確保が難しい、転倒リスクが高い、体力が落ちて移動がつらい、受診のたびに混乱してしまう、などが挙げられます。

介護保険サービス(デイサービス等)を利用している場合でも、医療と生活支援は役割が異なるため、状況に応じて組み合わせていくイメージです。在宅医療は地域包括ケアの中でも重要な要素として位置づけられています。

訪問診療の利用までの流れ

  1. 相談・問い合わせ
    まずは電話またはメールで相談し、現在の状況(困りごと、既往歴、内服、介護状況)や訪問診療のご希望をお伝えください。

  2. 初回訪問(導入の説明)
    初回は、診察に加えて、今後の方針、訪問頻度、連絡方法、緊急時の対応方針などを確認します。

  3. 定期訪問の開始
    計画に基づいて定期的な訪問診療が始まります。24時間365日の電話相談・緊急往診体制があります。

費用と保険診療について

訪問診療は、一般的に医療保険の対象となります。費用は状況により異なるため、詳しくは医療機関へご相談ください。

具体的な費用は、訪問回数、処方や検査の内容、時間外対応の体制などで変わるため、初回相談時に「月の目安」「追加費用が発生しやすいケース」を確認しておくと安心です。記事内では金額を断定せず、個別の確認が必要である旨を明記します。

台東区で訪問診療を検討する際のポイント

  • 対応エリアの確認
    台東区内でも、医療機関ごとに訪問可能範囲が異なります。
    浅草橋西口クリニックMoは、台東区全域を訪問診療エリアとしてカバーしています。
    (浅草橋、柳橋、上野、東上野、浅草、花川戸、蔵前、御徒町、台東、鳥越など)

  • 受付時間・対応曜日

    在宅療養中、最も不安なのは「病院がやっていない夜中や休日に容態が急変した時」です。
    当院は24時間365日、いつでも連絡がつく体制を整えています。

まとめ|認知症患者とご家族にとっての訪問診療

訪問診療は、認知症で通院が難しくなった方が、住み慣れた環境で医療につながり続けるための選択肢です。生活の場で体調変化を把握しやすく、ご本人だけでなくご家族の困りごと整理にもつながります。認知症に関する相談先として地域包括支援センター等も案内されているため、必要に応じて活用しながら支援を組み立てていくことが大切です。

このコラムの監修者

頴川博芸 エガワ ヒロキ

浅草橋西口クリニックMo

【経歴】
2016年 東海大学医学部医学科 卒業
2016年 順天堂大学医学部附属静岡病院 臨床研修医室
2017年 順天堂大学大学院医学研究科医学専攻(博士課程) 入学
2018年 順天堂大学医学部附属順天堂医院 消化器・低侵襲外科
2021年 順天堂大学大学院医学研究科医学専攻(博士課程) 修了
2021年 越谷市立病院 外科
2022年 順天堂大学医学部附属練馬病院 総合外科・消化器外科
2023年 順天堂大学医学部附属順天堂医院 食道・胃外科
2024年 浅草橋西口クリニックMo院長就任

【資格・所属学会】
日本専門医機構認定 外科専門医
日本医師会認定産業医
日本医師会認定健康スポーツ医
日本旅行医学会 認定医
東京都認知症サポート医
日本消化器病学会
日本消化器内視鏡学会
日本温泉気候物理医学会
日本腹部救急医学会
日本大腸肛門病学会
順天堂大学医学部附属順天堂医院 食道・胃外科 非常勤医師
難病指定医
小児慢性特定疾病指定医

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