喉に何か張り付いてる感じがする時の対処法【浅草橋西口クリニックMo】
喉に何か張り付いてる感じがする時の対処法について知りたいと悩んでいませんか?
喉に何か張り付いてる感じがする時は原因があり、それらに対する対処法がございます。
本記事では、喉に何か張り付いてる感じがする時の対処法と併せて、喉に何か張り付いてる感じがする時の原因についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
なお、当院(浅草橋西口クリニックMo 内科・泌尿器科・皮膚科)では数多くの喉の悩みを抱えている患者様が受診され、診療、診断・治療、予防・健康・療養上のアドバイスを行っております。それらの知見も含めてご説明します。
喉に何か張り付いてる感じとは?
「喉に何か張り付いてる感じ」とは、以下のような感覚を指すことがあります。
喉に何か張り付いてる感じとは?
① のどの詰まり感
「のどに何かが詰まったような感じがある」と表現されることがあります。
食べ物の一部や小さな異物がのどに詰まることで、この感覚を経験することがあります。
② のどの違和感
のどの内部に違和感を感じることで、何かが張り付いているような感じがします。
この違和感はのどの奥や前、左右に広がることがあります。
③ 異物感
のどに異物があるように感じることで、のどに違和感や突っ張りを感じることがあります。
異物感は喉頭や食道の領域でも感じることがあります。
④ のどの痛み
のどに痛みや炎症がある場合、張り付いているような感じを伴うことがあります。
これらの感覚は、喉の異常や問題が原因で起こる場合があります。
喉に何か張り付いてる感じがする時の【6つの原因】
喉に何か張り付いてる感じがする時の【6つの原因】
喉に何か張り付いている感じがする時の原因はさまざまなものが考えられます。
以下に一般的な原因をいくつか挙げます。
① 食べ物や異物の詰まり
食事中に小さな食べ物が詰まることで、喉に違和感や異物感を感じることがあります。
また、ごくまれに異物が詰まることも考えられます。
② のどの炎症
喉の粘膜が炎症を起こすことで、のどに違和感や痛みを感じることがあります。
発熱や感染症(咽頭炎・扁桃炎・気管支炎など)、アレルギー反応、喉の過度の使用(声帯の疲労)、喫煙などが原因となることがあります。
③ 鼻づまりや鼻の問題
鼻の空気の通りが悪くなると、鼻からの分泌物や粘液が喉に流れ込むことで、喉に違和感を感じることがあります。
④ 喉頭症状
喉頭に病気・疾患や異常がある場合、喉に違和感や異物感を感じることがあります。
喉頭ポリープや結節、喉頭・咽頭がん、腫瘍の圧迫などが考えられます。
耳鼻咽喉科の受診・診察が必要となります。
⑤ 逆流性食道炎
胃酸が食道から逆流することによって、喉に違和感や胸焼けを感じることがあります。
⑥ ストレスや不安(咽喉頭異常感症)
ストレスや不安症状が身体・神経機能に影響を及ぼすことで、のどにも違和感を感じることがあります。
一部では、咽喉頭異常感症と呼ばれます。
咽喉頭異常感症は、特定の症状がなく、喉や喉頭に異常感や違和感を感じる状態を指します。
この症状は一般的に医学的に特定の原因が特定できないことがあり、検査や画像検査などでも明確な異常が見つからないことがあります。
これらは一般的な原因ですが、特定の症状や体調の変化に応じて、他の原因も考えられます。
喉に違和感を感じる場合は、症状が重い・長期間続く・呼吸に問題がある場合は、早めに病院・医療機関に相談し、適切な診断と治療を受けることが必要です。
喉に何か張り付いてる感じがする時の対処法【原因別に6つ】
喉に何か張り付いてる感じがする時の対処法【原因別に6つ】
喉に何か張り付いてる感じがする時は、上述した原因であることが多いです。
ここでは、それぞれの原因に対する対処法について記述していきます。
① 食べ物や異物の詰まり
1.咳を促す
まず最初に試すべきは、自然な方法で咳を促すことです。
強く咳をして食べ物や異物を排出しようとします。
胸やけしたり、顔が赤くなったりしても、咳を続けてください。
2. 背中を叩く
背中を軽く叩くことで、食べ物や異物が動いて咳を促すことがあります。
背中を数回叩いて試してみてください。
3. 緊急時の救助要請
自分が咳をしても食べ物や異物が取れない場合や、意識が失われたり、呼吸ができない状況であれば、速やかに救急要請を行って専門家の対応を仰ぎましょう。
② のどの炎症
のどの炎症の対処法には、以下のような一般的な方法があります。
ただし、炎症の原因や症状の程度によって適切な対処法が異なる場合がありますので、具体的な症状に応じて医師の指示を仰ぐことが重要です。
1. のどを休める
喉の炎症がある場合、できるだけのどの使い過ぎを避けて休息をとりましょう。
声を張り過ぎないようにすることが大切です。
無理な声の出し方や大声で話すことは避けましょう。
うがいをするのも良いです。
2. 温かい飲み物の摂取
温かいお茶や温水、ハチミツを入れた温かい飲み物は、のどの炎症を和らげるのに役立ちます。
ただし、刺激の強い飲み物やアルコールは避ける方が良いです。
3. 喉を潤す食品の摂取
ハチミツやレモンを含む飲み物や食品は、のどを潤す効果があるとされています。
ただし、糖尿病などの特別な状況を考慮して適量を摂取してください。
4. 喉の湿潤化
加湿器を使ったり、湿ったタオルを部屋に置いたりして、室内の湿度を保つことでのどの乾燥を防ぎます。
5. 喉のケア
のど飴や喉のスプレーなど、薬局で手に入る喉のケア用品を使って、炎症を和らげることができます。
6. 食事の工夫
食事は刺激の少ない柔らかい食品を選ぶようにし、温かいスープや優しい味付けの食事を摂ることが望ましいです。
7.医師の処方薬
炎症が強い場合や、細菌感染などの原因が疑われる場合は、医師から処方された抗生物質などの薬を服用することがあります。
自己判断せず、必ず医師の指示に従ってください。
のどの炎症は原因や症状によって異なるケースがありますので、症状が長期間続く、呼吸や飲食に困難を感じるなどの重い症状がある場合は、早めに医師に相談して適切な診断と治療を受けることが大切です。
③ 鼻づまりや鼻の問題
鼻づまりや鼻の問題は、風邪やアレルギー、鼻炎などさまざまな原因によって引き起こされることがあります。
以下は、鼻づまりや鼻の問題に対する一般的な対処法をいくつかご紹介しますが、症状が重度な場合や長期間続く場合は、医師に相談して適切な診断と治療を受けることをお勧めします。
1. 鼻洗浄
鼻洗浄液を使って鼻を洗浄することで、鼻の中の粘液やアレルゲンを取り除くことができます。
市販の鼻洗浄液を使用するか、自宅で作ることも可能ですが、正しい方法を守って行ってください。
2. 加湿器の使用
室内の湿度を上げるために加湿器を使うことで、鼻の乾燥を和らげることができます。
3. 温かいシャワーを浴びる
温かいシャワーの中で蒸気を吸入することで、鼻づまりを和らげることができます。
4. 鼻づまり薬
市販の鼻づまり薬を使用することで、一時的に鼻の通りを改善することができます。
ただし、長期間使用する場合は注意が必要です。
5. アレルギー対策
アレルギーによる鼻づまりの場合、アレルギーの原因物質を避けることが重要です。
アレルゲンを含む部屋の掃除やペットの毛やダニなどの対策も行いましょう。
6. 適切な姿勢で寝る
鼻づまりの場合は、上半身を少し高くすることで寝ると鼻の通りが良くなる場合があります。
枕を高くして寝る、または背中を立てる寝姿勢が有効です。
7. 温かい飲み物の摂取
温かい飲み物を摂ることで、鼻の粘膜を保湿し、鼻づまりを和らげることができます。
鼻づまりや鼻の問題は、個人差がありますので、何が一番効果的かは人によって異なります。
症状が重い場合や長期間続く場合は、医師に相談して適切な診断と治療を受けることが大切です。
④ 逆流性食道炎
逆流性食道炎は、胃の酸や胆汁が食道に逆流して炎症を引き起こす症状です。
以下は、逆流性食道炎の対処法についていくつかの一般的な方法ですが、症状が重度な場合や長期間続く場合は、医師の指示を仰ぐことが重要です。
1. 食事の工夫
胃の酸の逆流を抑えるために、以下のような食事の工夫を行います。
- 小分けで頻繁に食事をとる: 大量の食事を一度に摂らず、小分けにして頻繁に食べることで胃への負担を減らします。
- 脂肪や刺激物の制限: 脂肪の多い食事や刺激物、カフェインや飲酒を控えるようにします。
- 寝る前の食事や間食の制限: 寝る直前や寝る前に大量の食事を摂ることは避けます。
2. 適切な姿勢で寝る
寝るときはベッドの頭部を少し高くして、上半身を起こすような姿勢で寝ることで、逆流を軽減することができます。
3. 体重管理
過体重の場合は、運動などで体重を低下させることで逆流のリスクを軽減できます。
4. 禁煙
タバコを吸うことは逆流の原因となることがありますので、禁煙を心掛けましょう。
5. ストレスの管理
ストレスが逆流症状を悪化させることがあるため、仕事を休むなど十分なストレスの軽減に努めることが重要です。
6. 薬物療法
症状の軽減や逆流の原因となる胃酸の分泌を抑えるために、医師から処方された薬を使用することがあります。
例として、H2ブロッカーやプロトンポンプ阻害剤などが挙げられます。
逆流性食道炎は個人差がありますので、何が効果的かは人によって異なります。
症状が重い場合や長期間続く場合は、医師に相談して適切な診断と治療を受けることが大切です。
⑥ ストレスや不安(咽喉頭異常感症)
咽喉頭異常感症は、特定の原因が特定できない状態であるため、対処法は個人差があります。
以下は、一般的な対処法のいくつかですが、個々の症状や原因に応じて効果が異なる場合があります。
症状が重い場合や長期間続く場合は、医師のチェック・指示を仰ぐことが重要です。
1. ストレスマネジメント
ストレスは咽喉頭異常感症の原因となることがあります。
ストレスを軽減するために、深呼吸、瞑想、ヨガなどのリラクゼーション法を実践することが役立ちます。
2. 喉を潤す飲み物の摂取
温かいお茶や温水、ハチミツを入れた温かい飲み物は、のどを潤す効果があります。
3. 加湿器の使用
加湿器を使って室内の湿度を上げることで、のどの乾燥を防ぐことができます。
4. 適切な姿勢で寝る
寝るときはベッドの頭部を少し高くして、上半身を起こすような姿勢で寝ることで、逆流を軽減することができます。
5. 脱アレルゲン対策
アレルギーによる咽喉頭異常感症の場合、アレルゲンを含む部屋の掃除や避けるように心掛けましょう。
6. 規則正しい生活
睡眠時間を確保し、バランスの取れた食事を摂ることで体調を整えることが重要です。
7. 漢方薬
漢方薬としては、以下のようなものがあります。
ただし、漢方薬は個人の症状や体質によって効果が異なる場合があるため、漢方医師に相談して適切な処方を受けることが重要です。
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
半夏厚朴湯は、胃腸の不調や吐き気、嘔吐に対して有効とされています。
胃腸の不調が喉の症状に影響を与えている場合に、喉のつかえ感の改善に役立つ可能性があります。
麦門冬湯(ばくもんどうとう)
麦門冬湯は、のどの腫れや炎症を和らげる効果があるとされています。
桔梗甘草湯(ききょうかんぞうとう)
桔梗甘草湯は、喉の炎症や痛みを緩和する効果が期待されています。
梔子加朮湯(ししかじゅつとう)
梔子加朮湯は、のどの腫れや炎症を和らげる効果があるとされています。
沈香附子湯(じんこうぶしとう)
沈香附子湯は、のどの緊張を緩和する効果が期待されています。
咽喉頭異常感症は原因が不明確な場合が多いため、根本的な治療が難しいことがあります。
しかし、上記のような対処法を試してみることで症状が和らぐこともあります。
症状が軽度であっても、長期間続く場合や不安を感じる場合は、医師に相談して適切な診断と治療を受けることが重要です。
【まとめ】
【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
本記事では、主に喉に何か張り付いてる感じがする時の対処法と併せて、喉に何か張り付いてる感じがする時の原因についても記述させていただきました。
のどの症状は一般的で非常によくある症状なので、お困りの方は多いと思います。
のどの症状でお困りの際は、是非当院(浅草橋西口クリニックMo 内科・泌尿器科・皮膚科)にご相談ください。
【経歴】
2015年 聖マリアンナ医科大学卒業
2015年 聖マリアンナ医科大学病院 臨床研修
2017年 聖マリアンナ医科大学病院
2018年 港北ニュータウン診療所
2019年 ひたちなか総合病院
2022年 川口工業総合病院
2023年 浅草橋西口クリニックMo開設