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扁桃炎はうつるか?【浅草橋西口クリニックMo】

[2023.07.23]

扁桃炎はうつるか知りたいと悩んでいませんか?

扁桃炎は一般的で非常にありふれた病気であり、扁桃炎になっている最中、他人にうつしてしまうか心配な方は多いと思います。

特に、若い方が扁桃炎になったときは、キスや性行為でもうつるのかも気になるかと思います。

本記事では、扁桃炎はどのようにうつるかについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

なお、当院(浅草橋西口クリニックMo 内科・泌尿器科・皮膚科)では数多くの扁桃炎の患者様が受診され、診断・治療、療養上のアドバイスを行っております。それらの知見も含めてご説明します。

 

【扁桃炎とは】

扁桃炎とは

急性扁桃炎は、扁桃腺と呼ばれる喉の奥にあるリンパ組織が炎症を起こす疾患のことを指します。

一般的には、ウイルスや細菌によって引き起こされる感染症です。

扁桃腺は免疫系の一部を担っており、体内に侵入してくる病原体を検出して撃退する役割を持っています。

しかし、感染が強くなると、扁桃腺自体が炎症を起こして腫れたり、赤くなったりすることがあります。

 

扁桃炎の【4つの症状】

扁桃炎の主な症状には以下のようなものがあります。

 

① のどの痛み

喉の奥や側面が痛むことがあります。

 

② 発熱

38℃以上の高熱を認めることが多いです。

 

③ 咳

喉の刺激から咳が出ることがあります。

 

④ 頭痛や体のだるさ

頭痛や倦怠感のような、炎症による全身症状が出現する場合があります。

 

扁桃炎の【原因】

扁桃炎の原因としては、主にウイルス(アデノウイルス、エンテロウイルスなど)や細菌(主に溶連菌)による感染が挙げられます。

感染が広がりやすい場所には、学校や保育園、集団生活を送る施設などがあります。

 

扁桃炎の【治療】

扁桃炎の治療は、ウイルス性の場合は安静にし、十分な水分を摂取し、解熱剤や痛み止めを用います

細菌性の場合は、抗生物質の内服で改善します。

扁桃炎を繰り返す場合には耳鼻咽喉科で手術を行うこともあります。

 

扁桃炎はうつるか?

扁桃炎はうつるか?

扁桃炎は、上述したように、細菌やウイルスによって引き起こされる感染症であり、感染源が他の人からうつることがあります。

特にウイルス性の扁桃炎の場合、感染力が高いことが知られています。

感染がうつる主な経路は、感染者が咳やくしゃみなどを通じて飛沫を拡散することによるもの(飛沫感染)です。

また、感染した手や食事など口を触れた物体を介して感染するリスクもあります(接触感染)

扁桃炎の感染力は感染源のウイルスや細菌の種類、感染者の免疫力低下(ストレスなど)などによっても異なります。

そのため、同じ家族や身近な人々の間で感染が広がることがあります。

特に小さな子供や学童などは、集団生活を送るため、感染が広がりやすい場合があるので、注意が必要です。

 

扁桃炎はキスでうつるか?【接触感染】

扁桃炎はキスでうつるか?

上述したように、扁桃炎は接触感染のリスクもあるため、唾液による接触(キス)によっても感染することがあります。

扁桃炎は主にウイルスや細菌によって引き起こされる感染症であり、感染者の唾液に含まれる病原体が口腔内や喉周囲に直接感染することで広がります。

特にウイルス性の扁桃炎は、風邪やインフルエンザのような感染症と同様に、飛沫感染や接触感染によって広がります。

感染者の咳やくしゃみ、または唾液による接触(キス)によって、病原体が健康な人に感染する可能性があります。

 

扁桃炎は性行為でうつるか?【咽頭炎との関連】

扁桃炎は性行為でうつるか?

扁桃炎は通常、性行為によって直接感染することはありません。

扁桃炎は主にウイルスや細菌によって引き起こされる感染症であり、一般的な感染経路は、感染者の咳やくしゃみによる飛沫感染や、感染した手や物体を介しての接触感染が主な要因となります。

ただし、注意点として、性行為が原因で、扁桃炎ではなく咽頭炎が発症する場合があります。

これは性感染症(STD)によるものが一般的です。

性感染症は性行為によって性器や口腔部位に感染することがあり、喉にも感染が及ぶことがあります。

例として、淋病やクラミジアなどの性感染症が咽頭炎を引き起こすことがあります。

これらの感染が喉に広がることで喉の痛みや腫れなど、扁桃炎のような症状が現れることがあります。

この場合には、扁桃炎ではなく、淋菌性咽頭炎やクラミジア咽頭炎などとして、性行為でうつることがあります。

 

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

結論として、扁桃炎の感染経路は飛沫感染や接触感染であり、うつる可能性が高い病気です。

また、扁桃炎によく似た病態として咽頭炎も存在し、咽頭炎は性感染症が原因である可能性もあるため、性行為でうつる可能性もあります。

なので、扁桃炎と思い当たることがあれば、医療機関を受診し、医師による適切な診断・治療を受けることが重要です。

当院(浅草橋西口クリニックMo 内科・泌尿器科・皮膚科)では、淋菌性咽頭炎・クラミジア咽頭炎に対するうがい液検査も実施できます。

扁桃炎でお困りの際は、悪化する前に是非当院(浅草橋西口クリニックMo 内科・泌尿器科・皮膚科)にご相談ください。

このコラムの監修者
鈴木 覚すずき さとる

【経歴】
2015年 聖マリアンナ医科大学卒業
2015年 聖マリアンナ医科大学病院 臨床研修
2017年 聖マリアンナ医科大学病院
2018年 港北ニュータウン診療所
2019年 ひたちなか総合病院
2022年 川口工業総合病院
2023年 浅草橋西口クリニックMo開設

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