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高尿酸血症・痛風

高尿酸血症

男女とも血清尿酸値が7mg/dL以上を高尿酸血症と定義します。

成人男性では20%以上が高尿酸血症の基準に当てはまると言われています。

それに対し、女性では5%未満と言われています。

高尿酸血症では痛風や尿路結石の予防が重要となります。

治療

症状がなくても血清尿酸値が9mg/dLを超えれば治療の開始を検討します。

痛風や尿路結石を起こしたことがある場合には、9mg/dL以下でも治療を検討します。

尿酸の目標値は、6.0mg/dL以下の維持を目指します。

 

痛風

痛風(痛風発作)は、尿酸一ナトリウム結晶による結晶誘発性関節炎です。

その基礎には高尿酸血症があります。

痛風発作の大半が母趾基関節、足根部、足首に生じ、90%以上の発作は膝関節より末梢に生じます。

高尿酸血症は前述したように成人男性の20%以上にみられ、痛風はその1/20に発症するといわれています。

また、女性の痛風は全体の1~1.5%と少ないです。

 

以下に当てはまる場合は痛風発作である可能性が高いです。

  • これまでに同じような急激な関節痛を起こしたことがある。
  • 検診などで尿酸が高いと言われたことがある。
  • 尿酸をさげる薬を内服している。
  • 関節痛出現前に、暴飲暴食、激しい運動、ストレスがあった。
  • 関節痛がでる前に、同じ部位に先行する違和感があった。
  • 関節痛の部位が、拇趾関節の根本、足趾関節の根本、足関節、足根部、アキレス部である。
  • 男性、肥満、飲酒歴、痛風の家族歴、最近尿酸降下療法を開始した。

痛風発作は24時間以内に炎症のピークに達し、7~14日で自然に軽快します。

痛風発作中は歩行困難となり、仕事も困難となるほどです。

治療

痛風発作中は疼痛を、コルヒチン、非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)、ステロイドなどにより治療します。

発作中は患部の安静を保ち、足部の発作では痛い方の足を挙上・冷却します。

痛風発作は通常量のNSAIDsでは抑えきれないため、短期間に限り、多めに投与して炎症を沈静化させることもあります。

胃潰瘍や腎機能障害などでNSAIDsを使用できない例ではステロイドを投与することもあります。

コルヒチンは痛風発作の前兆期〜初期に使用するとより効果的であり、痛風発作を起こさせないことも可能です。

 

急性期を過ぎ、疼痛が収まってから、再発予防の目的で尿酸降下療法を開始します。

尿酸降下療法の開始後は痛風発作がおこりやすいので、再発のリスクが高い場合は痛風発作の予防の目的で、コルヒチン投与を3~6カ月間行うこともあります。

尿酸降下の程度が大きいほど痛風発作が起こりやすいので、尿酸降下療法開始時は、少量から開始し、徐々に増量して、血清尿酸値5~6mg/dLを目標とします。

もし尿酸降下療法を行わなかった場合、痛風発作の頻度は次第に頻回になり、慢性関節炎となることもあります。

 

痛風発症・再発予防には食事についても気を付けることが重要です。

血清尿酸値を下げるために、アルコール飲料やプリン体、果糖、ショ糖やカロリーの過剰摂取を避ける必要があります。

肉類、魚介類、アルコール摂取量が多い方と、乳製品摂取の少ない方では痛風発症が増加するといわれています。

また、コーヒー摂取が多い方では発症リスクが低下し、砂糖入りソフトドリンクや果糖摂取量の高い方では発症リスクが上昇します。

 

いかがでしたでしょうか。

尿酸値が高いといわれた、足が赤く腫れて痛い、などあれば、是非当院にてご相談ください。

このコラムの監修者
鈴木 覚すずき さとる

【経歴】
2015年 聖マリアンナ医科大学卒業
2015年 聖マリアンナ医科大学病院 臨床研修
2017年 聖マリアンナ医科大学病院
2018年 港北ニュータウン診療所
2019年 ひたちなか総合病院
2022年 川口工業総合病院
2023年 浅草橋西口クリニックMo開設

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