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頭痛

頭痛の種類と原因

  1. 片頭痛 :

    • 血管の異常や神経の過敏性が関与しています。
    • 特定のトリガー(ストレス、特定の食べ物、睡眠不足など)が頭痛の発作を引き起こすことがあります。
  2. 緊張型頭痛 :

    • 頭部や首の筋肉の緊張や緊張によるストレスが原因と考えられています。
    • 長時間のデスクワーク、悪い姿勢、ストレスなどがトリガーになることがあります。
  3. 群発頭痛 :

    • まれながら非常に激しい頭痛が発生します。
    • 血管の拡張や炎症が関与している可能性があります。
  4. 物理的な刺激による頭痛 :

    • 頭部や顔面の神経が刺激を受けることにより発生する頭痛です。
    • 寒冷刺激、風、光などがトリガーになることがあります。
  5. 二次性頭痛 :

    • 他の病状や疾患の症状として現れる頭痛です。
    • 頭部外傷、脳腫瘍、感染症、薬物の副作用などが原因となることがあります。

 

頭痛の分類と特徴

  1. 片頭痛 :

    • 片側の頭部を中心に激しい痛みがあります。
    • 息切れ感や吐き気、嘔吐、光や音に敏感になるなどの症状が伴うことがあります。
    • 運動や日常生活の活動が悪化することがあります。
  2. 緊張型頭痛 :

    • 頭全体に広がる圧迫感や締め付けられるような痛みがあります。
    • 軽度から中程度の痛みであり、通常は両側の頭部に現れます。
    • 頭皮や首の筋肉の緊張が原因で起こることが多いです。
  3. 群発頭痛 :

    • 突然発生する激しい一側性の頭痛があります。
    • 眼の周囲や側頭部に集中的な痛みがあります。
    • 発作が一定期間続き、その後しばらくの間頭痛がないことが特徴です。
  4. 慢性日常型頭痛 :

    • 長期間(15日以上)にわたって頭痛が続きます。
    • 毎日頭痛があり、片頭痛や緊張型頭痛の特徴が混在していることがあります。
  5. 物理的な刺激による頭痛:

    • 頭部や顔面の特定の刺激によって引き起こされる頭痛です。
    • 寒冷刺激、風、光、音などがトリガーとなります。

 

 

片頭痛

緊張型頭痛

頻度

8.4%

22%

好発年齢

20~40歳代

30歳以上

性差(男:女)

1:4

2:3

部位

片側~両側、前・側頭部

両側、後頭部~頭蓋周囲

発症様式

前駆症状や前兆があり、頭痛発作が発症。

1日中痛みがあり、だらだらと続く

痛みの性状

拍動性(脈拍に一致)

圧迫、締め付け感、頭重感

発作の頻度

1か月に1~2回

年に数回~毎日

発作の持続時間

12~24時間

1日中(特に夕方強くなる)

痛みの強さと頻度

日常生活に支障をきたす

日常生活に大きな支障はない

遺伝性

母親が片頭痛の場合はほとんどが遺伝する。

少ない

誘因

飲酒、ストレス、月経周期、首・肩の凝り、天候・温度の変化、睡眠不足・過多など

不安、うつむき姿勢、ストレス、月経周期、首・肩の凝り、天候・温度の変化、睡眠不足・過多など

軽快因子

局部の冷却、安静、適度な睡眠など

入浴、飲酒、運動など

増悪因子

日常動作、入浴、飲酒、マッサージなど

ストレスなど

随伴症状

悪心・嘔吐、光・音・臭い過敏

なし

治療

トリプタン製剤、鎮痛薬(NSAIDsなど)

鎮痛薬(NSAIDsなど)

予防薬

Ca拮抗薬、β遮断薬、抗うつ薬、抗てんかん薬

抗うつ薬

 

頭痛の一般的な原因

ストレスや眼精疲労による頭痛
過労や睡眠不足による頭痛
頭痛の薬物副作用と関連するもの
  1. 緊張やストレス: 長時間の緊張やストレスにより、頭部や首の筋肉が過緊張状態になり頭痛を引き起こすことがあります。

  2. 物理的な要因: 不良な姿勢、長時間のパソコン作業やデバイスの使用、身体的な疲労、眼精疲労などが頭痛の原因になることがあります。

  3. 睡眠不足: 十分な睡眠を取らないことが頭痛を引き起こすことがあります。

  4. 飲食物の刺激: アルコールやカフェインの摂取過剰、食品添加物、チーズ、チョコレートなど、特定の飲食物が頭痛を誘発することがあります。

  5. 眼の問題: 視力の変化や眼精疲労、眼圧の上昇などが頭痛を引き起こすことがあります。

  6. ホルモンの変化: 生理周期や更年期など、ホルモンの変化が頭痛を引き起こすことがあります。

  7. 身体の疾患や病気: 頭痛は他の病気や疾患の症状として現れる場合もあります。例えば、副鼻腔炎、歯の問題、頚椎の異常などが頭痛を引き起こすことがあります。

 

頭痛と気圧の関係

気圧の変化と頭痛の関係

気圧低下と頭痛発作の関係

気圧の変化と頭痛の関係については、一部の人々にとって影響があると言われています。以下にその関係を説明します。

気圧の変化は大気圧の変動を指し、特に低気圧の接近や通過時に気圧の変化が起こります。一部の人々は、気圧の変化が頭痛の発生や悪化と関連していると感じることがあります。

低気圧が接近すると、周囲の大気圧が低下し、頭部や体内の組織の圧力が変化します。これにより、血管が拡張したり収縮したりすることで頭痛が引き起こされる可能性があります。また、気圧の変化が体内の液体の動きや神経系に影響を与えることも考えられます。

ただし、気圧の変化に対する個人の感受性は異なるため、すべての人が気圧変化によって頭痛を経験するわけではありません。一部の人々は気圧の変化に敏感であり、特に片頭痛を持つ人や慢性的な頭痛を抱えている人は、気圧の変動による頭痛を経験することがあると報告されています。

気圧変化による頭痛への対処法としては、以下のことが考慮されます:

  • 適切な休息と睡眠を確保する。
  • ストレスを軽減するためにリラクゼーション法やストレス管理法を実践する。
  • 適度な運動を行い、体調を整える。
  • 適切な水分摂取と栄養バランスの良い食事を心がける。

 

気象予報と頭痛の関連性

気象病と頭痛の関係

気象病は、気象条件の変化によって引き起こされる身体の不快感や症状のことを指します。頭痛は、気象病の一般的な症状の一つです。

気象病による頭痛は、気圧の変化や気象条件の変動によって引き起こされると考えられています。特に気圧の低下や急激な気圧変化、高温多湿な気候、湿度の増加などが頭痛を誘発する要因となることがあります。

気象病による頭痛の特徴は、以下のようなものがあります。

  1. 頭痛の鈍痛感や圧迫感がある。
  2. 頭全体または一部に痛みを感じる。
  3. 頭痛が重い、持続する、または周期的に現れる。
  4. 他の気象病の症状と共に現れる場合がある(疲労感、めまい、不安感など)。

ただし、気象病は個人によって感じ方や症状の出方が異なるため、すべての人が気象病による頭痛を経験するわけではありません。また、気象病の症状は一時的であり、気象条件が安定すると自然に改善することが多いです。

気象病による頭痛への対処法としては、以下のことが考慮されます。

  • 適切な休息と睡眠を確保する。
  • 快適な環境で過ごす(涼しい場所や風通しの良い場所で過ごす)。
  • 適度な水分摂取と栄養バランスの良い食事を心がける。
  • ストレスを軽減するためにリラクゼーション法やストレス管理法を実践する。
  • 適度な運動を行い、血液循環を促進する。

 

頭痛の管理と対策

頭痛の日常管理方法

日常のストレス管理と頭痛予防
  1. 生活習慣の見直し:

    • 定期的な睡眠を確保し、十分な休息をとる。
    • ストレスを管理するためにリラクゼーション法やストレス軽減の方法を試す。
    • 適度な運動を行い、日常の運動習慣を持つ。
  2. 頭痛トリガーの特定と回避:

    • 自身の頭痛のトリガーを特定し、それらを回避する。例えば、特定の食べ物や飲み物、環境の要素(明るい光、強い匂い、騒音など)が頭痛を引き起こす場合は避けるようにする。
  3. 適切な姿勢と身体のケア:

    • 正しい姿勢を保つことで首や背中の負担を軽減する。
    • 長時間同じ姿勢でいる場合は、頻繁に体のポジションを変える。
    • 長時間のデスクワークやコンピュータ作業の場合は、適切な作業環境を整える。
  4. 適切な水分摂取と栄養バランスの良い食事:

    • 十分な水分を摂取し、脱水症状を予防する。
    • 栄養バランスの良い食事を心がけ、食事の時間と量を調整する。
  5. 睡眠環境の整備:

    • 静かで快適な寝室環境を整える。
    • 明るい光や騒音を遮断するために、適切なカーテンや耳栓を使用する。
    • 快適な寝具を選び、寝る前のリラックスする習慣を作る。
  6. 頭痛の記録:

    • 頭痛の頻度、症状のパターン、トリガー要素などを記録することで、自身の頭痛をより理解し、管理するための手がかりを得る。

 

頭痛対策と予防法

適切な睡眠と頭痛の改善
食事と頭痛の関連性
頭痛対策グッズとその効果
  1. 適切な休息と睡眠:

    • 十分な睡眠を確保し、規則正しい睡眠習慣を作ることで頭痛を予防できます。
    • 快適な寝具と静かな環境で眠ることも重要です。
  2. ストレス管理:

    • ストレスは頭痛のトリガーになることがあります。リラクゼーション法やストレス軽減の方法を取り入れてストレスを管理しましょう。
    • ヨガや瞑想、深呼吸などのリラクゼーションテクニックが効果的です。
  3. 適度な運動:

    • 適度な運動は血液循環を促進し、ストレスを軽減することができます。
    • 長時間のデスクワークや座りっぱなしの生活からの休憩やストレッチも大切です。
  4. 適切な姿勢と身体のケア:

    • 正しい姿勢を保ち、長時間同じ姿勢を続けないように心がけましょう。
    • デスクワークなどで長時間同じ姿勢をとる場合は、定期的に休憩を取り、ストレッチや姿勢の変更を行います。
  5. 適切な水分摂取と栄養バランスの良い食事:

    • 十分な水分摂取と栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
    • また、食事の時間を適切にとり、空腹や血糖値の急激な変動を避けることも大切です。
  6. トリガー要素の特定と回避:

    • 自身の頭痛のトリガー要素を特定し、可能な限り回避するようにしましょう。例えば、特定の食品、アルコール、明るい光、強い匂いなどがトリガーになることがあります。
  7. 適切な眼のケア:

    • 長時間のデジタルデバイスの使用や集中作業による目の疲労は頭痛を引き起こすことがあります。適切な休憩を取り、目を休めるための方法を取り入れましょう。
  8. 薬の使用:

    • 軽度の頭痛には非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などの市販の痛み止めが効果的ですが、長期間の使用や過剰摂取は避けましょう。
    • 重度の頭痛や慢性的な頭痛の場合は、当院内科にご相談ください。

 

頭痛についてよくある質問と回答

Q: 片頭痛とは何ですか?

A: 片頭痛は、頭痛の一種であり、通常、片側の頭部に激しい痛みを伴います。痛みは脈動的で、光や音に敏感になる、吐き気や嘔吐が伴うことがあります。

 

Q: 片頭痛の主な原因は何ですか?

A: 片頭痛の正確な原因ははっきりしていませんが、遺伝的な要因や神経の異常反応、血管の拡張などが関与していると考えられています。

 

Q: 片頭痛を予防する方法はありますか?

A: 片頭痛の予防にはいくつかの方法があります。定期的な運動やストレス管理、睡眠の改善、トリガー要素の回避などが有効な予防策として挙げられます。また、特定の薬やサプリメントの使用も予防に役立つ場合があります。

 

Q: 片頭痛の発作時にどのような対処方法がありますか?

A: 片頭痛の発作時には以下のような対処方法があります。

  • 静かで暗い部屋で休息する。
  • アイスパックや温湿布を頭部に当てる。
  • 緩和を目的とした市販の痛み止めを使用する。
  • 薬物治療を行う場合は、処方された薬を使用する。

 

Q: 片頭痛と緊張型頭痛の違いは何ですか?

A: 片頭痛と緊張型頭痛は頭痛のタイプの一つであり、いくつかの違いがあります。片頭痛は通常、片側の頭部に激しい脈動的な痛みを伴いますが、緊張型頭痛は両側の頭部に鈍い圧迫感や緊張感があります。また、片頭痛は光や音に敏感になることがありますが、緊張型頭痛はそういった過敏症状はほとんどありません。

 

Q: 片頭痛の治療法はありますか?

A: 片頭痛の治療には、発作を緩和するための急性治療と予防的な長期治療の両方があります。急性治療では、市販の痛み止めや医師の処方に基づく薬が使用されます。予防的な治療では、特定の薬物やサプリメント、行動療法などが用いられます。

 

Q: 緊張型頭痛とは何ですか?

A: 緊張型頭痛は、頭痛の一種であり、頭部に鈍い圧迫感や緊張感があります。痛みは通常、両側の頭部に広がり、軽度から中程度の痛みを伴います。

 

Q: 緊張型頭痛の主な原因は何ですか?

A: 緊張型頭痛の正確な原因ははっきりしていませんが、ストレス、筋肉の緊張、姿勢の悪さ、眼精疲労などが関与していると考えられています。

 

Q: 緊張型頭痛と片頭痛の違いは何ですか?

A: 緊張型頭痛と片頭痛は頭痛のタイプの一つであり、いくつかの違いがあります。緊張型頭痛は通常、両側の頭部に広がる鈍い圧迫感や緊張感がありますが、片頭痛は片側の頭部に激しい脈動的な痛みを伴います。また、片頭痛は光や音に敏感になることがありますが、緊張型頭痛はそういった過敏症状はほとんどありません。

 

Q: 緊張型頭痛の治療方法はありますか?

A: 緊張型頭痛の治療には、急性治療と予防的な長期治療の両方があります。急性治療では、市販の痛み止めや医師の処方に基づく薬が使用されます。予防的な治療では、ストレス管理や姿勢改善、筋肉の緩和のためのエクササイズなどが行われることがあります。

 

Q: 緊張型頭痛を自宅で和らげる方法はありますか?

A: 緊張型頭痛を自宅で和らげるためには、以下のような方法があります。

  • 静かな環境でリラックスする。
  • 頭や首のマッサージやストレッチを行う。
  • 温湿布やアイスパックを使って痛みを軽減する。
  • 適度な運動やストレス解消法を取り入れる。

 

いかがでしたでしょうか。頭痛でお悩みの方は是非当院内科にご相談ください。

このコラムの監修者

頴川博芸 エガワ ヒロキ

浅草橋西口クリニックMo

【経歴】
2016年 東海大学医学部医学科 卒業
2016年 順天堂大学医学部附属静岡病院 臨床研修医室
2017年 順天堂大学大学院医学研究科医学専攻(博士課程) 入学
2018年 順天堂大学医学部附属順天堂医院 消化器・低侵襲外科
2021年 順天堂大学大学院医学研究科医学専攻(博士課程) 修了
2021年 越谷市立病院 外科
2022年 順天堂大学医学部附属練馬病院 総合外科・消化器外科
2023年 順天堂大学医学部附属順天堂医院 食道・胃外科
2024年 浅草橋西口クリニックMo院長就任

【資格・所属学会】
日本専門医機構認定 外科専門医
日本医師会認定産業医
日本医師会認定健康スポーツ医
日本旅行医学会 認定医
東京都認知症サポート医
日本消化器病学会
日本消化器内視鏡学会
日本温泉気候物理医学会
日本腹部救急医学会
日本大腸肛門病学会
順天堂大学医学部附属順天堂医院 食道・胃外科 非常勤医師
難病指定医
小児慢性特定疾病指定医

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