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蕁麻疹は癌の兆候なのか?【浅草橋西口クリニックMo】

[2023.07.25]

蕁麻疹は癌の兆候なのか知りたいと悩んでいませんか?

この記事を見てくださっている方々は蕁麻疹が癌と関係しているのではないかと心配なのだと思います。

本記事では、蕁麻疹は癌の兆候なのかについてと併せて、蕁麻疹と癌や内臓疾患の関係についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

なお、当院(浅草橋西口クリニックMo 内科・泌尿器科・皮膚科)では数多くの蕁麻疹の患者様が受診され、診療、診断・治療、予防・療養上のアドバイスを行っております。それらの知見も含めてご説明します。

 

 

蕁麻疹(じんましん)とは

蕁麻疹(じんましん)とは

蕁麻疹(じんましん)は、皮膚の表面にかゆみを伴う赤い発疹が現れる、一時的な皮膚疾患のことを指します。

蕁麻疹は、アレルギー反応によって引き起こされることが多いですが、その他の原因によっても発生することがあります。

 

蕁麻疹の【症状】

主な特徴としては、以下のような症状が見られます。

①発赤と腫れ

皮膚の一部または全体に赤い斑点や腫れ(膨疹)、血管浮腫が現れます。これらの発疹は大小さまざまで、形状や位置は変わりやすい特徴があります。

 

② かゆみ

蕁麻疹の症状に最もよく見られるのがかゆみです。

発疹がかゆく、掻くとさらに広がることがあります。

 

③ 膨疹が消える

蕁麻疹は一時的な状態であり、しばしば数時間または数日以内で消えることがあります。

新たな発疹が出現することもあります。

 

蕁麻疹の【原因】

蕁麻疹の原因としては、アレルギー反応が最も一般的です。

特定の食品、薬物、昆虫刺咬、植物の接触など、体内の免疫系が異常に反応してヒスタミンなどの物質を放出し、皮膚に炎症を引き起こします。

その他、ウイルスや細菌の感染、ストレス、物理的な刺激(圧迫や摩擦)、寒冷や暑さ、日光、運動などの要因でも蕁麻疹が発生することがあります。

 

蕁麻疹の【治療】

蕁麻疹は一般的に症状が軽度であり、自然に数時間から数日で治癒することが多いです。

しかし、持続的な蕁麻疹や悪化するかゆみがある場合は、医師に相談することが重要です。

アレルギー反応によるものであれば、原因物質を特定して回避することが効果的で、必要に応じて抗ヒスタミン薬などの薬剤を使用するなどの治療が行われます。

 

 

蕁麻疹は癌の兆候なのか?

蕁麻疹は癌の兆候なのか?

結論から述べると、蕁麻疹(じんましん)と癌の兆候に直接的な関係はありません

 

蕁麻疹は、皮膚に発赤や痒みを伴う膨疹が現れるアレルギー反応による皮膚疾患です。

一方、癌は異常な細胞の増殖によって生じる病気で、全身に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

蕁麻疹は、さまざまな原因によって引き起こされます。

アレルギー反応、感染症、薬物の副作用、ストレス、体温の変化などで誘発されますが、これらの要因と癌の直接的な関連はありません

 

ただし、蕁麻疹が癌の症状と混同されることはあるかもしれません。

特に、稀に蕁麻疹に似た癌の皮膚病変が見られる場合がありますが、これは非常にまれなケースです。

通常、癌の診断は皮膚病変だけでなく、他の症状や検査結果を総合的に評価して行われます。

蕁麻疹や癌のような健康上の問題がある場合は、専門医に相談し適切な検査と診断を受けることが重要です。

自己診断や自己治療を行わず、医師の助言を仰ぐことをおすすめします。

 

 

蕁麻疹と癌の関連性は?

蕁麻疹は癌の関連性は?

こちらも結論から述べますが、蕁麻疹と癌には直接的な関連性はありません。

 

蕁麻疹は、皮膚のアレルギー反応によって発生する一時的な皮膚疾患であり、癌は異常な細胞の増殖によって生じる病気です。

上述したように両者は原因や病態も全く異なります。

癌は異常な細胞の増殖によって生じる悪性腫瘍であり、近隣の組織や臓器に侵入し、全身に転移する可能性があります。

癌は多くの種類があり、原因は遺伝的な要因や環境的な要因など複数の要素によって引き起こされる場合があります。

ただし、稀な例として、蕁麻疹のような皮膚症状が、癌の初期の症状と似ていることがあるため、誤解されることがあります。

そのため、特に蕁麻疹と癌の症状について疑問がある場合は、医師に相談して適切な検査と診断を受けることが重要です。

 

要点をまとめると、蕁麻疹と癌には直接的な関連性はなく、それぞれ独立した異なる疾患です。

蕁麻疹に対してはアレルギー反応に対する治療や対処が行われ、癌に対しては専門的な治療が必要です。

 

 

蕁麻疹と内臓疾患の関連性は?

蕁麻疹と内臓疾患の関連性は?

蕁麻疹と内臓疾患の関連性は複雑であり、一般的に蕁麻疹そのものが直接的な内臓疾患の兆候ではありません

 

蕁麻疹は主に皮膚に現れる一時的な皮膚疾患で、外部刺激やアレルギー反応によって引き起こされることが多いです。

ただし、稀なケースでは、蕁麻疹が特定の内臓疾患と関連して現れることがあります。

例としては、以下のような症例が挙げられます。

① 自己免疫疾患

特定の自己免疫疾患や全身性の炎症性疾患、例えば甲状腺疾患や全身性エリテマトーデスなどの慢性疾患が蕁麻疹を引き起こす原因になることがあります。

 

② 感染症

特定の感染症によっても蕁麻疹が現れる場合があります。

例えば、ウイルス性肝炎や寄生虫感染などが蕁麻疹の原因となることがあります。

 

③ アレルギー反応

特定の食品アレルギーや薬物アレルギーが内臓に影響を及ぼす場合に、内臓疾患の兆候として蕁麻疹が現れることがあります。

 

これらの症例では、蕁麻疹は内臓疾患の重要な指標となることがありますが、蕁麻疹自体が直接的に内臓疾患を引き起こすものではありません。

蕁麻疹や内臓疾患について心配がある場合は、適切な医療機関に相談し、適切な検査や診断を受けることが重要です。

自己判断や自己治療を行わず、専門医の指示に従うようにしましょう。

 

 

【まとめ】

【まとめ】

いかがでしたでしょうか。

本記事では、蕁麻疹と癌および蕁麻疹と内臓疾患の関連性について記述させていただきました。

まとめると、蕁麻疹と癌には関連性はないといえますが、蕁麻疹と内臓疾患には、基本的には関連性はありませんが、まれなケースで関連していることがある、ということです。

蕁麻疹は一般的で非常によくある症状なので、ご心配な方は多いと思います。

蕁麻疹でお困りの際は、是非当院(浅草橋西口クリニックMo 内科・泌尿器科・皮膚科)にご相談ください。

このコラムの監修者

頴川博芸 エガワ ヒロキ

浅草橋西口クリニックMo

【経歴】
2016年 東海大学医学部医学科 卒業
2016年 順天堂大学医学部附属静岡病院 臨床研修医室
2017年 順天堂大学大学院医学研究科医学専攻(博士課程) 入学
2018年 順天堂大学医学部附属順天堂医院 消化器・低侵襲外科
2021年 順天堂大学大学院医学研究科医学専攻(博士課程) 修了
2021年 越谷市立病院 外科
2022年 順天堂大学医学部附属練馬病院 総合外科・消化器外科
2023年 順天堂大学医学部附属順天堂医院 食道・胃外科
2024年 浅草橋西口クリニックMo院長就任

【資格・所属学会】
日本専門医機構認定 外科専門医
日本医師会認定産業医
日本医師会認定健康スポーツ医
日本旅行医学会 認定医
東京都認知症サポート医
日本消化器病学会
日本消化器内視鏡学会
日本温泉気候物理医学会
日本腹部救急医学会
日本大腸肛門病学会
順天堂大学医学部附属順天堂医院 食道・胃外科 非常勤医師
難病指定医
小児慢性特定疾病指定医

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