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痰出した方が早く治る?【浅草橋西口クリニックMo】

[2023.07.28]

痰出した方が早く治るか知りたいと悩んでいませんか?

この記事を見てくださっている方々は、風邪や気管支炎・肺炎などのときに、痰を出した方が早く治るのか、疑問に思っているのだと思います。

本記事では、風邪や気管支炎・肺炎などのときに、痰を出した方が早く治るのかについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

なお、当院(浅草橋西口クリニックMo 内科・泌尿器科・皮膚科)では数多くの風邪や気管支炎、肺炎などの患者様が受診され、診療、原因の診断・治療、予防・療養上のアドバイスを行っております。それらの知見も含めてご説明します。

 

 

【痰とは】

【痰とは】

痰(たん)は、気道や呼吸器系の粘膜に発生した粘液や細胞のかたまりのことを指します。

主に気管や気管支、肺などの呼吸器系で産生されます。

痰は本来、呼吸器系を保護するために重要な役割を果たしており、異物や微生物、有害物質などを体外に排出する働きがあります。

気道や肺の粘膜は外部からの刺激や感染に対して、痰を産生して異物を捕捉し、粘液に包んで外に排出することで、呼吸器を清潔に保ちます

特に感染症や炎症がある場合、痰にはウイルスや細菌、炎症を引き起こす物質などが含まれることがあります。

風邪や気管支炎などの呼吸器の感染症では、痰が増加して咳や痰を出すことが一般的です。

このようにして体内から異物や有害物質を取り除くことで、呼吸器の症状を緩和し、回復に寄与する役割を果たします。

 

 

 

痰出した方が早く治るか?

痰出した方が早く治るか?

風邪の時

結論から述べると、基本的には、痰を出した方が早く治る可能性が高まると考えられています。

 

風邪の時、痰・鼻水は体内に溜まった感染物質や異物を排出する役割を果たします。

一般的に、痰が体内にとどまるよりも外に出す方がよいとされています。

 

痰が外に出ることによって、以下のような効果が期待されます。

 

感染物質の排出

痰にはウイルスや細菌などの感染物質が含まれていることがあります。

これらを体外に排出することで、病原体の数を減らすことができます。

 

喉や気道のクリアリング

痰がのどや気道に詰まると、咳き込んだり、呼吸が困難になったりすることがあります。

痰を出すことで、気道がスムーズになり、呼吸が楽になる場合があります。

 

炎症の軽減

痰には炎症を引き起こす物質が含まれることがあります。

これらを排出することで、炎症の軽減に寄与する可能性があります。

 

ただし、痰を出すことが症状を悪化させる場合もあります。

例えば、喉の痛みで痰を出すのが苦痛な場合や、痰が黄色や緑色であり、感染が進行している可能性がある場合は、医療機関を受診する必要があります。

また、風邪の症状が長引く(1週間以上)、発熱(高熱)や呼吸困難などの深刻な種類の症状がある場合は、早めに病院に相談することが重要です。

 

 

気管支炎・肺炎の時

気管支炎・肺炎の場合も、痰を出すことが早く治るための重要な要素の一つとされていますが、必ずしもすべての場合に当てはまるわけではありません。

痰を出すことで以下のようなメリットがありますが、症状や状態によっては個人差がありますので、一概に全てのケースで同じ結果が得られるわけではないので注意が必要です。

 

痰を出すことのメリットは風邪の時と同様です。

 

ただし、風邪の時同様、痰を出すことが症状を悪化させる場合もあります。

例えば、喉が痛くて痰を出すのが苦痛な場合や、痰の排出が困難な場合があります。

気管支炎・肺炎の治療は個人によって異なる場合が多く、症状の程度や健康状態によって適切な処置が変わることがあります。

症状が長引く、悪化する、または血が混じったり、異常な色の痰が出る場合は、医師に相談することが重要です。

医師が適切な診断を行い、適切な治療法や薬物療法を提供します。

自己判断せず、医師の指示に従うことが大切です。

 

 

【まとめ】

【まとめ】

いかがでしたでしょうか。

本記事では、風邪や気管支炎・肺炎などのときに、痰を出した方が早く治るのかについて記述させていただきました。

風邪や気管支炎・肺炎は一般的で非常によくある病気で、治療方法に疑問を持つ方は多いと思います。

風邪や気管支炎・肺炎でお困りの際は、是非当院(浅草橋西口クリニックMo 内科・泌尿器科・皮膚科)にご相談ください。

このコラムの監修者

頴川博芸 エガワ ヒロキ

浅草橋西口クリニックMo

【経歴】
2016年 東海大学医学部医学科 卒業
2016年 順天堂大学医学部附属静岡病院 臨床研修医室
2017年 順天堂大学大学院医学研究科医学専攻(博士課程) 入学
2018年 順天堂大学医学部附属順天堂医院 消化器・低侵襲外科
2021年 順天堂大学大学院医学研究科医学専攻(博士課程) 修了
2021年 越谷市立病院 外科
2022年 順天堂大学医学部附属練馬病院 総合外科・消化器外科
2023年 順天堂大学医学部附属順天堂医院 食道・胃外科
2024年 浅草橋西口クリニックMo院長就任

【資格・所属学会】
日本専門医機構認定 外科専門医
日本医師会認定産業医
日本医師会認定健康スポーツ医
日本旅行医学会 認定医
東京都認知症サポート医
日本消化器病学会
日本消化器内視鏡学会
日本温泉気候物理医学会
日本腹部救急医学会
日本大腸肛門病学会
順天堂大学医学部附属順天堂医院 食道・胃外科 非常勤医師
難病指定医
小児慢性特定疾病指定医

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