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糖尿病になりやすい人の特徴とは?糖尿病を予防する方法7選

[2024.01.04]

「糖尿病になりやすい人がいるって聞いたけど本当?」「自分が糖尿病になりやすい人に当てはまるか知りたい」と思ったことはありませんか?

実際に、糖尿病になりやすい人には特徴があります。そこでこの記事では、以下の内容を中心に解説しています。

  • 糖尿病になりやすい人の特徴とは?
  • 糖尿病の主要な2つのタイプと原因
  • 糖尿病を予防する方法7選

この記事を読むことで、糖尿病になりやすい人がどんな人かを理解し、適切な予防法を知ることができます。糖尿病について気になっている方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

1.糖尿病になりやすい人とは?

糖尿病になりやすい人の特徴は、以下の通りです。

  • 家族に糖尿病患者がいる
  • 家族で肥満や心血管系の疾患(脳卒中、心臓病など)がある人がいる
  • 甘い食べ物や脂質の多い食事を好む
  • 日常生活での運動が少なく、移動も自動車の使用が多い
  • 頻繁に外食をする
  • 体重が重い(肥満体型)
  • 定期的にアルコールを摂取する
  • ストレスを受けやすい生活環境にいる

これらの要因が複数当てはまる場合、糖尿病のリスクが高まります。生活習慣の見直しや定期的な健康診断を通して、糖尿病の予防と早期発見に努めましょう。

 

2.糖尿病の主要な2つのタイプと原因

糖尿病は一種類ではなく、いくつかのタイプが存在します。ここでは、主要となる2つのタイプとその原因について解説をしていきます。

2-1.1型糖尿病

1型糖尿病は、先天的にすい臓のインスリン産生能力が低いか、自己免疫反応によりすい臓のβ細胞が損傷することで発症し、主に小児から青年期にかけて見られます。この状態では、食事療法や運動療法のみでは効果が限られ、インスリン注射による治療が必要です。

2-2.2型糖尿病

2型糖尿病は、不健康な生活習慣・遺伝的要素・ストレスなどが引き起こすインスリン分泌障害やインスリン抵抗性によって発症し、一般的に40歳以上の成人に多く見られます。

治療には食事療法と運動療法が中心となり、これらだけで血糖を適切に管理できる場合もあります。これらの方法で血糖コントロールが困難な場合は、経口糖尿病薬の投与や必要に応じてインスリン療法がおこなわれます。

2-2-1.遺伝的要因

日本人は欧米人と比べてインスリンの分泌能力が低い傾向にあり、それが2型糖尿病にかかりやすい体質を形成しています。

特に、糖尿病を持つ家族がいる場合、遺伝的な要素や似た体質を共有している可能性があります。インスリン抵抗性という現象により、体内でインスリンが効きにくくなる体質を受け継ぐと、糖尿病発症のリスクが高まります(ただし糖尿病そのものは遺伝するわけではありません)。

また、家族に糖尿病の方がいるからといって必ず糖尿病になるわけではありません。健康的な生活習慣を心掛けることで、糖尿病の発症リスクを下げられます。

糖尿病と遺伝の関係については、糖尿病は遺伝する?糖尿病の2つのタイプと遺伝の関係にて詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

2-2-2.環境的要因

糖尿病の発症は、日々の生活習慣に深く関連しています。主なリスク要因には、食べ過ぎ・肥満・運動不足・過度なアルコール摂取・加齢などがあります。特に肥満は糖尿病に強く関係しており、過去に肥満だった人も注意が必要です。

家族に糖尿病患者がいなくても、これらの要素を多く持つ人は糖尿病のリスクが高まります。定期的な運動やバランスの取れた食事を心掛けることで、糖尿病を予防しましょう。

 

3.日本人は糖尿病になりやすい

肥満が糖尿病の一因とされますが、大幅な体重増加がなくても糖尿病になることがあります。特に日本人は欧米人と比べインスリン分泌能力が低いため、わずかな肥満でもインスリン抵抗性によるインスリンの必要量の増加に対応しきれず、糖尿病を発症しやすいです。そのため日本では、インスリン抵抗性よりインスリン分泌障害が優位な2型糖尿病が多く見られます。

3-1.若者で糖尿病になる人も増えている

かつては中高年や肥満の人に多い病気とされた糖尿病ですが、最近では若い世代やスリムな女性にも増加傾向にあります。

特に、「ペットボトル症候群」と呼ばれる現象に注意が必要です。これは甘い飲料を多量に摂取することで、急激に血糖値が上昇し、糖尿病を引き起こすリスクが高まる状態を指します。

また、現代の生活環境や技術の発達によりいろいろと便利になったことで、活動量が減少していることも、糖尿病のリスクを高めています。糖質を制限した食事と定期的な運動を心掛けることが、糖尿病予防と健康な生活につながります。

 

4.糖尿病は自覚症状がないことが多い

糖尿病は、自覚症状が現れる前に進行することが多いため、「サイレントキラー」とも称されます。多くの場合、重度に進行したり、合併症が発生した後で初めて症状が顕著になります。

4-1.初期症状と合併症について知ろう

糖尿病の兆候に気づくためにも、初期症状と合併症について理解をしておくべきです。糖尿病では、以下のような症状が出ます。

初期症状

常に喉が渇いて水分を多く摂取する

尿の回数が多い、夜間も頻繁にトイレに行く

疲れやすく、体力が落ちている感じがする

頻繁に空腹感を覚える

食事量に変わりがないにも関わらず体重が減少する

合併症

足の感覚が鈍る、むくむ

視力が低下し、物がぼやけて見える

息切れがしやすくなる

これらの症状がみられた場合は、糖尿病を疑いましょう。早めに医療機関へ受診するようにしてください。

 

5.糖尿病になりやすい人は要チェック!糖尿病の予防法7選

「自分は糖尿病になりやすいのかも」と思った方は、以下7つの予防法を実践しましょう。

  • 無理のない範囲で糖質制限する
  • 炭水化物を減らす
  • ご飯を食べる順番を意識する
  • 飲み物はお茶・水にする
  • 喫煙や飲み過ぎをやめる
  • 意識して体を動かす
  • ストレスを溜めすぎない

5-1.無理のない範囲で糖質制限する

糖質を多く含む食品を避ける「糖質制限ダイエット」が注目を集めるなか、完全に炭水化物を排除するのは困難で健康への影響も懸念されます。より簡単に取り組めて持続しやすいのは、「無理のない範囲の糖質制限」です。

丼もの・ラーメン・パスタ・菓子パンなど、私たちの周りは糖質豊富な食べ物が多く、特に若い世代はこれらのもので食事を済ませがちです。そして、糖質の高いものを過度に摂取すると、糖質過多に陥りやすくなります。

そのため、日々の炭水化物摂取量を以前の半分程度に減らすなど無理のない範囲での糖質制限で、糖尿病予防に努めましょう。

5-2.炭水化物を減らす

ランチに丼物や麺類などを選びがちですが、これらの単品メニューは炭水化物が多いため避けるべきです。サラダや副菜が付いた定食を選び、バランスの良い食事を意識しましょう。

また、丼やカレーを食べる際はごはんの量を減らしたり、サラダやスープを追加したりして、タンパク質を増やす工夫をしましょう。

糖尿病と食事の関係については、糖尿病の方が食べてはいけないものはある?食事の注意点も徹底解説の記事をご覧ください。

5-3.ご飯を食べる順番を意識する

食事の順番に気をつけることも、血糖値の管理に有効です。

最初に野菜を食べると血糖値の急上昇を抑えられます。その後、満腹感を得やすい汁物、タンパク質の豊富な肉や魚の順に食べ、最後にごはんを食べることで、自然と炭水化物の摂取量を減らせます。

ワンプレートで提供される場合は、おかずから食べ始め、ごはんが多いようであれば残すことも考慮しましょう。

5-4.飲み物はお茶・水にする

普段飲むものは、甘い飲み物を避け水やお茶などのカロリーのないものを選びましょう。

市販の野菜ジュースや飲むヨーグルトには、想像しているよりも多く糖分が含まれています。一方で、水やお茶は余計な糖質を摂取せずに水分補給ができ、糖尿病予防に役立ちます。

5-5.喫煙や飲み過ぎをやめる

喫煙はインスリンの分泌や作用を低下させ、運動や代謝能力も阻害します。糖尿病以外の健康リスクもあるため、できれば禁煙をしたほうがよいです。

また、アルコールは醸造酒が特に高カロリーかつ糖質豊富なため、過度の摂取は体重増加につながります。蒸留酒でも、アルコールがエネルギーとして優先的に利用されるため、食事で接種したエネルギー量が体内に蓄積されやすくなるため注意が必要です。

さらに、アルコールによる食欲増進や高カロリーなおつまみも肥満のリスクを高めます。適度な量でのアルコール摂取と、糖質を含まない低カロリーのおつまみを心掛けることが重要です。

糖尿病とアルコールの関係については、糖尿病とアルコールの関係とは?アルコールを摂り過ぎるとどうなる?の記事をご覧ください。

5-6.意識して体を動かす

運動によって体内のエネルギー消費が促進され、肥満の予防とインスリンの働きが改善されます。これにより血糖値が下がりやすくなる効果が期待できるんです。

突然ハードなトレーニングを始める必要はなく、日常的に継続可能な運動で問題ありません。たとえば、毎日のウォーキングを10~30分、週に最低3日実施することから始めましょう。更に、スクワットなどの軽い筋トレを組み合わせるのも効果的です。

忙しくて運動時間が取れない場合は、日常生活で階段の使用や定期的なストレッチを取り入れ、積極的に体を動かす機会を増やしてください。デスク作業で長時間座りがちな方は、定期的に立ち上がって動くことを心がけましょう。

5-7.ストレスを溜めすぎない

ストレスは血糖値を上昇させるホルモンの分泌を促し、食べ過ぎや飲み過ぎの原因ともなり得ます。そのため、ストレスを感じたときは早めに休息を取ることが重要です。また、適度な運動や趣味を楽しむことでリラックスし、ストレスを減らしましょう。

睡眠不足も血糖値に影響を与えるため、質の良い睡眠を確保するための環境作りを心掛けてください。完全にストレスを無くすことは難しいかもしれませんが、自分に合った方法でストレスを溜め込まないようにすることが、糖尿病予防に繋がります。

 

6.まとめ

家族に糖尿病の方がいたり、日常的に甘いものを食べがちだったり、ストレスを受けやすい生活環境にいたりする方は、糖尿病になりやすいといえます。そのため、無理のない範囲で糖質制限や運動を心がけ、ストレスは溜め込まないようにしてください。

浅草橋西口クリニックMoでは、糖尿病をはじめさまざまな症状を診断させていただいております。体の不調でお悩みの方は、ぜひ当院までご相談ください。

このコラムの監修者
鈴木 覚すずき さとる

【経歴】
2015年 聖マリアンナ医科大学卒業
2015年 聖マリアンナ医科大学病院 臨床研修
2017年 聖マリアンナ医科大学病院
2018年 港北ニュータウン診療所
2019年 ひたちなか総合病院
2022年 川口工業総合病院
2023年 浅草橋西口クリニックMo開設

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